朝青龍の左手刀問題(5)
大相撲、横綱の朝青龍関が、懸賞金を左手で手刀を切って受け取ることについては、横綱審議委員会の内館牧子さんなどが問題視していたようですが、審議委員会としては、今まで容認したり右手を使うように指導したりといった流動的な状態が続いています。当ブログでも過去に何度か話題にしています。
今場所では、初日に右手で手刀を切ったという記事からトラックバックをいただいています。
朝青龍、右利き中心社会、左手の外科医 (鯖田鮫蔵の日仏英米メディア彷徨 さん記事、トラックバックさせていただきます)
ただし、その後はけっこう左手も使っていたようで、きょう(五日目)の取組を確認したところ、手刀は左でした。
(追記:「初日は天覧相撲だったから右手で切った」というようなコメントがあった、というお話を本館の掲示板にいただいています)

内館牧子氏の苛立つ姿が目に浮かぶようですが、個人的にはこれからも時々「ついうっかり」左手を使うのもいいんじゃないかなぁと思ったりしています。相撲は神事なので、というお話も以前からありますが、もしもそれが古い考えに基づくものならば、変えてもいいことと思います。
(ただ、懸賞金制度自体、戦後始まった商業主義的なイベントのようなので、伝統だ歴史だというほどのものではない気もします)
スポーツでは高校野球が「教育の一環か」「あの坊主頭は爽やかで好ましいのか」など問題になったりもしますが(Googleで「高校野球 教育の一環」検索結果のリンク先も意見が分かれていて興味深いです)、最近のテレビ向けにショーアップ・商業化されている大相撲で、手刀に関してだけ神事性を固執する内館氏についても、これに似た問題ではないかと思っています。
なお、神事でなぜ右優先かという問題については詳しく知りませんが、最近(今月?)、参考になりそうな本が出ています。
追記: 買いました。
当blogの記事: 塚崎幹夫「右と左のはなし」 (2005.1.15)
「右と左のはなし」 塚崎幹夫 青土社 1680円
新聞広告の宣伝コピーは…
左前、左膳、左巻き、左遷……右が吉で左は凶。なぜ左は卑しめられるに至ったのか。
です。
出版社の紹介ページには「左優位の時代も存在した」という解説もあります。
韓国ドラマが政治よりも日韓関係を動かすように、古い左利きについての考えはテレビに出ているタレントさんがけっこう変えられるんじゃないか、というのが「左利きの有名人リスト」を始めとしたうちのサイトの考えだったりするんですが、ちょっと「古い考え」についても勉強してみようと思います。
本館の関連ページ:
左利きの有名人・朝青龍 さんについて
当blogの関連記事:
朝青龍の左手刀問題(VS.内館牧子氏) (2004.4.2)
朝青龍の左手刀問題(続き) (2004.5.9)
朝青龍の左手刀問題(3) (2004.5.17)
朝青龍の左手刀問題(4) (2004.5.29)
「内館牧子」さんか「内舘牧子」さんか。 (2004.4.13)
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